数あるゲームや小説に登場する名刀「正宗」のモデルになっているであろう日本刀。
鎌倉時代の伝説的な刀匠「五郎入道正宗」の手によって作られたという刀を祖とする幻の日本刀である。
五郎入道正宗は鎌倉時代末期、14世紀前半に鎌倉で作刀したとみられ、室町時代の刀剣書『観智院本銘尽=かんちいんぼんめいづくし』、『往昔抄=おうせきしょう』にその名がみえる。
しかし彼が手掛けた刀は非常に稀少で、現存しているかすら怪しいという。今日の日本刀で正宗の名を冠している作品は、正宗の技法を模して作られたレプリカがほとんどなのである。
もし彼が手掛けたとされる太刀、打刀、脇差が発見されたら、宝剣中の宝剣として重要文化財に指定されるであろう。
ちなみに…徳川家に仇をなす妖刀「村正」の作者である、初代村正は正宗の弟子であるという。
殺戮のための刀を作り出した村正は正宗によって破門されてしまう。それ故か、正宗は「正の剣」、村正は「負の剣」として描かれる事が多い。


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映画「ブレイド1&2」の主人公、ブレイドが愛用している剣を作ってみた。
「日本刀と西洋剣の中間」というコンセプトのもとデザインされているらしい。またブレイド2では「日本刀と斧と拳銃を合体させた武器」など、面白い小道具がいくつも登場している。
映画を観れば分かるが、この映画ではやたらあちこちに「日本テイスト」が散りばめられている。これは原作者と映画監督が大の親日家であるためらしい……のだが、微妙に間違った日本観で構成されているのがなんとも……。


LORD OF THE RINGSに登場する剣「SWORD OF THE WITCHKING」を作ってみた。
指輪の力におぼれた人間の王ナズガル達の剣で、刀身は猛毒に覆われている。闇の力にとらわれた者しか扱えず、正しい心を持った者が触れると崩壊してしまう。


ロード・オブ・ザ・リングこと指輪物語に登場する剣。
古の昔、人間の王イシルドゥアが冥王サウロンとの戦いで用いた剣で、決して錆びず、切れぬものは無いと謳われる名剣。
冥王により砕かれてしまが、代わりに冥王の手を切り飛ばし、冥王と指輪を切り離すことに成功した。
指輪物語第三部「王の帰還」で、新たな人間の王となったアラゴルンの為に再び鍛え上げられ、王の証としてアラゴルンの手に渡る。


「Plate mail」「Gauntle(s)」「Greave(s)」「Helm」からなる、騎士用の甲冑。
重厚な板金製の装甲と、余すところ無く肌を守る鎖かたびらで構成された重鎧で、華やかなりし騎士の時代を代表する武具の一つである。
このような板金鎧が実際に戦場で用いられたのは西暦1000年〜1500年頃までだ。
全身を覆う甲冑形の鎧が登場したのは中世の後期(1200年前後)で、それまでは分厚い鋼鉄の服、といった感じの板金鎧が用いられていた。
時代が進むにつれ装甲が増し、関節部の保護や複合装甲による重量の軽減など、様々な技術が導入されていく。
そして1400年頃、板金鎧は左図のような「Full palte armor」のような形で完成形を見る。だが結局銃の前に敗れ去り、板金鎧は歴史から姿を消すことになる。
しかしその後も、騎士の魂、誇りとしての板金鎧はついえることが無く、様々な式典などで、美術品として用いられたそうな。
さてこの鎧だが、廃れた原因はただ一つ、重量である。左図とほぼ同等の鎧で、なんと15kgを超えるほどの重量があるため、並の人間では着ることさえできないのだ。
銃弾や飛び道具を防ごうと、より固く厚くなった板金鎧だが、結局、どこまでいっても銃弾を防ぐことは出来ないと判明したため、あっさりと廃れたのである。
全身を装甲で固めた「Suit of armor」と呼ばれる鎧は、なんと重量30kg!ここまでくると人間の足では動くことが出来なくなるため、銃の前ではただのマトでしかない。「重いし鈍いし銃弾は貫通するんで、着なくてもイイッス」ということで、板金鎧は使われなくなったのだ。
ところで鎧は主にどこを守るのかというと、これはもう頭と胴体に決まっている。
致命傷や即死に繋がる部位を優先的に守るのは当然のことで胴体部と頭部の装甲は他よりも厚目である。
昨今、ドデカイ肩当をつけた、にーちゃんねーちゃんのイラストを良く見るが、肩部は動きの激しい部位なので、必要最低限の装甲しか付ける事は無い。
左図の鎧の肩当は儀礼用の鎧を参考にしたため(コレは実戦仕様ではないのだ!)やたらデカいが、これでも大きすぎる位。
カッコいいのはわからんでもないが、本物と比較した場合、デカい肩当はナンセンス以外の何物でもないので、描くのは控えたほうが宜しいかと思いまするぞ?

イングランド、スコットランド、アイルランドなど、主に英国とその近辺で生産されていた両手持ちの大剣。その歴史は古く、中世前期から戦に使用されている。
当初は無骨な鉄の棒でしかなかったが、鉄の加工技術の発達と共に洗練されていき、装飾も加えられるようになった。武器としての機能が高められていくと共に、芸術性も追求した、一種のステータスシンボルとして騎士に扱われるようになる。
15世紀末期頃には、本来の機能である戦争のための道具としての意味をほとんど失い、儀礼用の装飾品として名を為すようになった。美しく高貴な剣は王の象徴であり騎士の誉れであったのだ。
西欧では、剣を「普遍的な存在」として扱っている。
剣という存在が高貴であり、それを持つものもまた、高貴であると考えられていた。そのため騎士や貴族はこぞって名剣を手にし、己が力を誇示したのだ。
剣という武器の意義が薄れた15世紀以降でも、高貴な剣はシンボルとして、代々の当主に引き継がれていったそうだ。




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Gothic swordは殺傷能力を度外視して飾り付けられた、装飾用の剣である。鍔や柄に宝石を埋め込んだり刀身に彫り込みを入れて飾り付けたりと非常に豪奢なつくりになっているが、その分だけ扱いにくくなっており、およそ実用には耐えないだろう。
欧州では剣というものを「高貴な者が持つステータスシンボル」としてとらえていた。
「偉く尊い者は、美しく華美な格好をしていなければならない」という訳で、貴族が持つに相応しい華麗な剣が作られていたのである。
王が王冠をかぶるように、王妃が華麗なドレスに身を包むように、貴族が華美な剣を持つのは当たり前。いわば自身の地位を示すアイテムとしてGothic
swordは存在する。高貴な者の数だけまたGtohic swordも作られたのだ。
ちなみに欧米人がサムライの剣にやたら興味を持つのは「刀はサムライの魂。着飾る為の道具ではなく、魂を預ける道具」という価値観が非常に珍しいためだからだそうだ。
剣を道具としてではなく、自身の分身として扱うサムライとその剣が珍しいからだろう。
Gothic swordと日本刀は対極に位置する剣という事か。

